さて。副業しないとなって形で読み始めたシリーズ最終章です。
こちら、Xでどなたかが薦めてらっしゃった本です。
副業というか、商品をSNSを駆使して売り上げを伸ばそう!!って本ですね。
①今のものが売れる流れ。
公式アカウントの中身を命じられた人と、
接客講師を始めたばかりの人。
それと作者がSNSの運用についてお話をしていく流れになっています。
大昔、テレビが全盛の頃はCMが流れてそれを見たお客様が商品を買って〜って流れだったんだけれど、今は違うと。
よくいう、SNSは誰もができるので〜ってだけではなくて、今人がどれだけSNSからモノの購入に至っているか?っていうのを具体的に語ってくれています。
概念が2つあって。
まず、
UGC(User Generated Contents)日本語に訳すと、「ユーザーが作ったコンテンツ」
これが中心になっていると。
そして、ULSSAS。本文↓
UGC(ユーザーが作ったコンテンツ=口コミ)→Like(いいね)→Search1(SNSで検索)→Search2(ヤフー、グーグルなどで検索)→Action(行動・購買)→Spread(拡散)を指す造語。SNS時代に、どのように情報が伝播するかを追いかけた結果生まれた概念です。
確かに、このような流れで買い物しますよね。
僕も本なんかはわりとこの流れで買ったりします。
あ。この本なんかもまさしくそうですよね。
どなたかがXで薦めてたのがずっと気になってて。ある日Amazonみたら、Kindle Unlimitedになってたのでポチる。
Unlimitedになってなくても、タイミングによっちゃ購入してたかもしれません。
これは今までのCMとかと、原理は同じかもですがやっぱり違くて。
これが上手くいっている指標も、やっぱり色々難しいなって思います。
②ああ、やってるなあの会社も感。
①を、具体的に挙げるとなると、次のようになります。
本文↓
・飲食店を探すときに見る食べログのレビュー
・家電を探すときに見る価格
・comの商品購入者の声
・本を探すときに見るアマゾンの商品レビュー
・化粧品を探すときに見るアットコスメの投稿
・旅行先の観光地を探すときに見るトリップアドバイザーのレビュー
・転職先を探すときのオープンワークの投稿
・ブログに書かれる商品やサービスについての評判
要は口コミですね、
最近は皆さん、口コミで気になったのを調べて購入するって事でして。
昔は近所の人とか、実際の顔見知り物知りの人から評判を聞いて、良さそうなら自分も買う!だったんですが、それがネット時代になって、そこから評判を拾うようになってるんですね。
確か「影響力の武器」の最新版にも、信頼できる口コミの探し方みたいなのは載ってた気がします。
③ここでもやっぱりターゲティング。
①②を最大限活かすため、どのようなコンテンツを作るよう心掛けるべきか?って事が書かれてます。
その時に作者が本腰を入れまくってるのが、ターゲティング。
どのようなお客様に来て欲しいか?
仮想客を、すごく細かく設定しています。
ペルソナの設定っていわれてます。
そのまんま、対象の商品やサービスを使う典型的なユーザー像なんですが。
作者の設定がすごいです。
本文↓
「20人くらいの会社で、3億程度の売上を持っている部門に所属していて、マーケティングを担当している。ウェブに特化したマーケティングチームを作るだけの予算も人員もないので、ある程度、広く浅い知識が必要だと感じている。ウェブで調べ物をするときは、グーグルとヤフーで検索上位にある記事を読む。または、スマートニュースやグノシーをはじめとしたキュレーションメディアを見ている」
ほえー。
なるほど、ここまで考えるんだな!
って勉強になりました。
ただ、ここまで考え切ると、色々煮詰まった時に、色々迷う事は減るかもですね。
例えば男性が女性にプレゼントするには?って考えた時に、漠然と女性って考えるよりは、〇〇が好きで、〇〇を欲しがっている〇〇さん。って考えた方が捗りますしね。
いつ書かれた本かって調べてみると、2019年に発行されてるみたいです。
ちょうどコロナ前ですね。
Twitterが、Xになったのっていつだったかな?って思ってそう思っただけですが。
4年ほど前の作品にも関わらず、全く書いてることが古くなくて。
なんならこういった流れはまだ全く変わってないですからね。今でも口コミ、最重要ですよね。
逆にこの辺りの流れ、固まってきてしまってるかもしれませんね。
あとは未だXがこの分野で恐らく1番影響がありそうなのも面白いです。
インスタやTikTok、他、何があるか知りませんが、なんかまだまだ弱い気がします。
X。
なんやかんや、イーロンマスクが色々いじってきてて、変化しまくってますが、なんとかその辺りの機能は堅守できていますよね。
確かに、何も変わらないよりは変わっていった方が、かえって組織としては反脆い事はよく言われますしね。
あと、こういったビジネス系を本を書かれる方は、とにかく具体化が上手だなと思いました。
例えば、4本足でワンと吠える生き物を何匹か集めて、これは犬だっていう抽象化は、割と誰でもできるかと思います。
でも、犬と言う単語からいろんな犬種を並べて、それぞれの犬の特徴をどっさりと語る事は、犬についての膨大な知識を持ってないと不可能ですよね。
なので、具体化が上手な人はその分野に対する知識、経験が豊富であって、だからこそそういった本が書けるんだなっていうのが分りました。
そういうわけで、やっぱいろいろ勉強経験は大事だなぁっていうのがわかりました。
では、また。