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わからない時代のお話
【81】「フランクリン自伝」ベンジャミン・フランクリン著
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浩哉
2024/10/19

レオナルド・ダ・ヴィンチや、ゲーテ。


一つではなく、いろんな分野の天才といわれる人がいますが、ベンジャミン・フランクリンもその中の1人に入るようです。


聞けばアメリカのお札になっているようです。

しかも100ドル札!!


それなのに、レオナルド・ダ・ヴィンチや、ゲーテのように、そこまで日本に知られていない気がします。

ええ、もちろん僕がものを知らないだけの可能性もあります。


この人、一体何者なんだろうな?って、漠然とずっと思っていました。

そのタイミングで、彼自身の自伝がKindle Unlimitedに入ってたので読んでみました。

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まだ途中ですが、面白いです。


〜〜個人的な見どころ〜〜

今回は、見どころというより、わからないところだらけだったので、それをまとめてみるという、少しシュールな展開です。

①時代がわからない

ベンジャミン・フランクリンは、1706年1月17日に生まれ、1790年4月17日に亡くなりました

この時代のアメリカやらイギリスやら。

歴史、時代背景がさっぱりわからないんですよね。


独立戦争が1775年から1783年。


それも、アメリカの植民地がイギリスから独立した!ってふわっとした事しか知らないです。


そのキッカケのボストン茶会事件が1773年。

その辺りの歴史の出来事としては知ってるけれど、それ以上のことは知らない。


この本キッカケで、ある程度勉強してみるのもいいなって思ってます。


例えば、ワシントン。

がアメリカの初代大統領で、桜の木のお話も有名です。

将軍だったっというのも知られてるとは思います。

ところがどんな将軍だったか?ってのは知ってる人少なそう。

厳しいのか優しいのか?理知的なのか、勇猛なのか?先頭に立つタイプなのか、後ろでどっしり控えるタイプなのか?

わからないですね…。


とにかく、そんな時代のお話。

アメリカが植民地で、混沌としていたのかなと。


②雰囲気がわからない

この時代の面白いところ。


社会の仕組みが不完全だったからなのだろうか?

作者の育ちがいいからなのかな?

色んな人と話、その縁で仕事が決まっていったりしてます。


これが、まだいろいろ地盤が固まってない社会の成せる業なんでしょうかね?


それこそ、ほんとにまじめに働いていたら色んなチャンスが転がり込んできて、必要なのは変わる勇気って感じがします。


街全体にしても、どんな雰囲気だったのか。映像が浮かばないんですよね。

西部劇の世界とは少し違う気がします。

かといって、こじゃれたビジネス街で、バーで飲んでるわけでもなさそう。

植民地議会ってフレーズが良く出てくるんですが、どんな議会?

アテネやローマの世界?やっぱり西部劇?


読んでて思ったのが、昔の日本の田舎の下宿の世界なのかな?これで何となくピンときてます。


スマホもない、自動車すらない。鉄砲や大砲はあるようです。

馬車の世界なようです。

あと、使用人やら奴隷制やら。

どこまでで、どんな制度だったのか?


植民地だとか、使用人だとか、原住民の権利だとか。

今のところ、直接的な書き方はされてないですが、奴隷もきっといるんでしょう。


使用人=奴隷?原住民≠奴隷?

そのあたり、わかりませんが、主人公の自由な感じは伝わります。


③立場がわからない

主人公は、まず印刷工としてしっかり働き、そのうちに新聞を発行します。

恐らく、好奇心旺盛な方なんでしょう。


色んなエッセイを寄稿したり、いろんな議論を楽しみ、議会の書記を務めてたりします。

新聞が主人公の住んでいる地域で1つか2つしか発行されてなかったようです。

その新聞の発行で成功して、主人公にお金の余裕が出来たのが大きかったようですね。

そこで情報や、権力をしっかり持ってる議会、人脈を手に入れることが出来たようです。


そこで、この時代にはすごく珍しい無私の人だったからか、色んな事に頼られます。

それに誠実に、真摯に向き合い、結果を出していくスタイルのようです。


それもこれも、社会がまだまだ発展途上で色々自由にできて、みんなもその変化に対応というか、受け入れる事ができるほど、平均年齢が若かったのがうかがえますね。

これがアメリカの土台なんだなと。


〜〜まとめ、雑記〜〜

さて。ベンジャミン・フランクリン。

何がそんなすごいのか?

改めて、ウィキ風に。今でいう、ChatGpt風に。

「18世紀のアメリカの政治家、科学者、実業家であり、「アメリカ建国の父」の一人として知られています。彼は印刷業で成功し、『ペンシルベニア・ガゼット』や『貧しいリチャードの暦』などを発行しました。また、雷が電気であることを証明する実験を行い、避雷針を発明しました。外交官としても活躍し、アメリカ独立戦争時にフランスとの同盟締結に貢献しました」

なるほど。

今のところ、自伝では、印刷業の成功。

新聞の発行。

議会の書記をやったりして、政治の世界に足を突っ込んでる感じでしょうか。

植民地独特の自由さ、印刷業という特殊な仕事での成功。

この2つの基本ベースがあったんだなと。


そこから、ここまで肩書が増えていったのは、彼独特の人柄や考え方があったようです。

来週までには読み切って、この辺りを把握したいです。


では、また。