今回、写真撮り忘れましたが、文庫本の一位から四位までが読んだ事がある作品のみとゆー珍事だったので、気分転換です。
確か一位は凪良ゆう著の「滅びの前のシャングリラ」でした。読んだんですよね。ハードカバー時代に…。
さて、今回はこれです。
スクショ。時間とか丸出しですが…。
「このマンガが凄い オトコ編 2024」
で一位になった作品です。
このシリーズも、たまに読みます。
一巻だけ読んでおこうってやつです。
才能ありすぎる人のお話です。
ヒーローもののお話でした。
〜〜個人的な見どころ〜〜
①才能ありすぎるスポーツ選手の条件
主人公が小学5年生にして、身長が166センチくらいあります。
運動神経が抜群で、もう、色々天才としか言いようがない状況。
本人は周りと楽しくスポーツできればいいや。って感じなんですが、周りの大人がそれを許しません。
水泳とかやってても彼だけ注目を浴びます。
周りの大人は他の努力してる子を置き去りにし、置き去りされた子は彼を恨みます。
そんな状況で水泳をやめた主人公。
チラシを見て、みんな楽しそうにしてる地元の野球チームに入ります。
YouTubeや本を読んだだけで、投手を完璧にこなします。コントロールも抜群だし、変化球もいきなり投げる事ができます。
周り、特に大人たちはドン引きで、ざわつきます。
楽しさ重視の地域の弱小チーム。楽しいままでいられるか?
ま、そんなあらすじなんですが…。
それにしてもスポーツは身長なんですよね。
体格大事。
昔は日本人といえば体格にハンデがありすぎるので、漫画とかでも、柔よく剛を制すみたいに、身長や体重はそれほどじゃなくても闘える!ってのが多かったです。
「YAWARA!」とかそうですよね。
最近はそういう漫画、あまり見かけませんね。
最近、スポーツ界で活躍してる人たちも、ほぼ立派な体格してますもんね。それこそオオタニさんとか、八村塁とか。
体格大事(二回目)
②子供の性格?
習い事する親子たちだからかな?
なんか、軒並み反応が同じになりがちなのが、なんか興味深い。
親も自分の子供そっちのけで、主人公の事を考えたり話題にしたり動いたり。
子供も拗ねてややこしい事を主人公に言ったり。
主人公も主人公で、ま、その気はないのに相手の地雷を踏むようなことばっかり言ったりしてて。
大変そうです。
若干、その描写がくどく感じることもありますが、これがテーマですから仕方ないですね。
③嫉妬の世界と現実の世界。
基本、嫉妬が渦巻く世界ってこんな感じなんでしょうね。
圧倒的な才能にどう立ち向かうか。
これを読んで、多分今の50代くらいの方は江川卓の高校時代を連想するんじゃないでしょうか。
藤井聡太や、大谷翔平が漫画を軽く超えているのと同様、江川卓の高校時代も漫画を超えていたと思います。僕は実際には知りませんが、実績、成績見てたら凄いですもんね。
周りの嫉妬もかなりのもののようでして…。
似たような存在に大谷翔平やイチローがいるかもですが。
大谷翔平は周りの気持ち悪いくらいのオオタニさん扱いなので、僕には少し見えにくいですね。周りの嫉妬とかは。
イチローも、結果出したのはプロ一年目で、そもそもあーゆー性格ですしね。
怪物繋がりで松坂大輔がいますが、チームがそもそも強い。
その点、この漫画の主人公は江川卓に環境とか状況、一番似てるかもですね。
ぜひ江川卓本人に読んでほしいところではあります。
〜〜まとめ、雑記〜〜
典型的なヒーローものの漫画でした。
「斉木楠雄のψ難」とか、あのあたりと似た感じでしょうか。
もっとも、こっちはよりリアルでシリアスですが。こういうの、実は周りの人間次第というのがわかりますね。
彼を取りまく周囲の人間たちの心の狭さのせいで、主人公は周囲の人間から理解されない。
ま、小学生なんで、心の狭さを責めたところでそれは仕方ないんですが。
特に嫉妬なんて、大人でも難しいですもんね。コントロールするのは。
この辺りの葛藤。
まだ一巻しか読んでないんですが、ここからどんな展開になるんでしょうね。
野球を続けるなら、今でもきっと小学生なんか相手にならないでしょうし、中学生でも飛び越える気がします。
高校生の強豪レベルですかね??
飛び級と主人公のナイーブさと才能のせめぎ合い。
周りがどう対処し続けるか。
金と暇があれば読み続けたい作品です。
さて。ところでこの主人公。
サッカーしないんですかね?
サッカーならわりと自由度高いですから、チームで空いてるポジションやれば仲良しでいけるだろうし。
どのポジションも超人的にこなすだろうし。
飛び級のシステムもしっかりしてるだろうし。
向いてる気がするんですよね。
あとはバスケットとか?
こんな、身も蓋もないことを思いました。
では、また。